『たたかえっ!憲法9条ちゃん』NMG文庫から2674年(西暦2014年)3月27日発売!!

 2669年(西暦2009年)5月10日に初版を発行した処女小説『たたかえっ!憲法9条ちゃん』(同人誌)が、紆余曲折を経てオークラ出版「NMG文庫」から2674年(西暦2014年)3月27日に発売されることが決まりました。
 執筆から5年経ち、第三版まで版を重ね、累計約1000部を売り上げ、ついに商業出版です。旧版を持っている方も、ぜひともご購入をお願いいたします!
 ところでこのレーベル、公式サイトがちっとも更新されず、作品も昨年4月19日までに5冊出ただけで今のところストップしております。いろいろあったようです。『9条ちゃん』を出版しようっていうレーベルなんだから、何があっても驚きませんよね……。編集者さんに確認したところ、1月27日発売予定の新刊はちゃんと出る、とのこと。よかったよかった。もう発売に向けていろいろ動いてしまっているので、3月といったら絶対に3月に出せるよう、全力を尽くす所存です。
 
 商業版が同人版と異なってる点は、いくつかあるどころか、ほとんど違うと言ってもいいです。主には以下。
 
●本文を大幅改訂
 加筆が50ページくらい。その他いろいろ修正しています。ラスト付近も、けっこう変わると思います(現在執筆中)。なんせ初版から5年……、その間に政権交代があったり、東日本大震災があったり、様々なことがありました。そういう時代の変化に合わせる意味もありますし、「さらに面白く!」という気持ちもあります。同人版を買っていただいた方が「同人の時はこうだったんだけどね」とドヤ顔で言えるような感じを目指しております。
 そして、商業出版と言えばなんといっても「言葉狩り」です。オークラ出版オークス)は、中川八洋先生の『原発ゼロで日本は滅ぶ』やゴージャス宝田先生の『キャノン先生トばしすぎ』を世に問うた出版社とはいえ、許される最低限のラインというものはやはりあります。『9条ちゃん』のような作品には、どうしても表現上の制限がかかってしまう部分はあるようです。編集者さんも「絶対に伏せ字にはせず、かつ元の面白さを殺さないように」という姿勢でいてくださいますし、僕は「制限されるなら、前よりも面白い形にして通す」という姿勢です。必ずや読者の方々に納得していただけるような表現にしたいと考えています!
 
●表紙絵+挿絵+着せ替えイラスト等々、イラストが刷新
 同人版のイラストはnickさんに描いていただいたのですが、今回は別の方にお願いしました。……というとnickさんファンの方はがっかりするかもしれませんが、nickさんのイラストが大好きなのは僕も同じです。だから商業版でも、9条ちゃんや知恵院左右のデザインは同人版を踏襲しています。しかも僕が心から納得し、nickさんにも「うれしい!」と喜んでいただけるような方にお願いすることができました。ビジュアルはできあがりましたら載せますので、もうしばらくお待ち下さい。
 
●帯
 同人版では架神恭介さんに書いていただきました。今回はどうなるでしょうか……? 決まっていることもあるのですがお知らせは時期を見て。公式サイトにはいろんな方からちょっとしたコメントをいただけたらなあと思っています。
 
●全国書店・ネット書店(Amazonなど)で買える
 すごいことです。が、たぶん部数が極限まで少ないので普通の本屋さんにはないと思います。ぜひとも「書店で注文」してくださいませ。近所の大きめまたは意識の高そうな書店に行って、「NMG文庫というレーベルの『たたかえっ!憲法9条ちゃん』を取り寄せてくざさい!」と言えば、書店員さんも「なんだそれは!?」と思って、気まぐれに入荷してくれたりすることもあるかもしれません^_^
  
 また、発売にあわせてキャンペーンというか、販促活動をしていきます。たとえば……
 
●公式サイト制作
 前述のようにNMG文庫の公式サイトはあまり訴求力(!)が高いとはいえないので、広報用のサイトを作ることにしました。最近だと「世界一即戦力な男」というサイトを作った方に依頼中です。面白いことがよくわかっている方なので、安心してお任せできます。
 
●主題歌『たたかえっ!憲法9条ちゃん』制作
 これは趣味みたいなもんですが、Youtubeとかに宣伝動画を流したいので、主題歌を作ります。友達とみんなで、ワイワイ言いながら楽しんで作れたらなーと思っています。憲法9条をそのまま歌詞にしようと思ったら、ものすごくメロディが作りにくくて難儀しております……。
 
●阿佐ヶ谷ロフトAで出版記念イベント
 発売後に出版記念イベントをやります。日程やゲスト、コンテンツなどが決まったらお知らせします。これは本当に、人がこないとさみしいしみっともないので、ぜひともなんとか時間を取っていただけたら……幸いに存じます。会場は阿佐ヶ谷ロフトAだと思います。
 
●いろいろ
 やっていきたいです。どういう販促をすればいいか、アイディア募集中です〜。「新人作家がやらないこと」や「誰もやらないだろうこと」を、できるだけやっていきたいです!
  
 その他、ノンポリ天皇関連の動きはこんな感じです。
 
電子書籍Kindle)展開
『絶対安全!原子力はつでん部』『女の子のちんちんって、やわらかいと思う』『ロリコン小学生ペド太の純情』などをKindleで売ろうかと考えています。3月11日までにはつでん部を出すのが目標です。まだ書いてない幻の作品『快探偵ZERO』とかも、そのうち……。
 
●2674年5月5日、文学フリマ参加(予定)
 1年ぶりのイベント参加。新刊として『通電少女 おしおきかなっ!?』を予定しています。僕と3人の女子中学生と、計4人で作る同人誌です。ほかに『ぽりてんだより3(仮)』とか、作れたらいいな。単著も出せたらいいな。漫画も出したいな。など、考え中です。同日にコミティアがあるようなので、そっちにも出たいです。(不可能?)
 
●臣籍隆下
 2674年2月11日(建国記念の日)を以て、ノンポリ天皇「芝浦慶一(しばうら・けいいち)」は臣籍に隆下(×降下)し、別の名前を名乗ります。※「退位」ではありません。
 もともとは9条ちゃんだけ作って終わらせる予定で、まさか5年も使い続けると思いませんでした。愛着があって好きな名前なのですが、「芝浦慶一」という名前はいまいち訴求力(!)がないし、いろいろ混乱があるので、ペンネームを新たに作りました。
 芝浦慶一は、「芝浦工業大学附属高校を出て、慶應大学を卒業し、一橋大学の大学院に行った」という設定だったのですが、もちろんこじつけです(実際は早稲田大学放送大学)。本当は「渋谷系」という言葉から「しばk」を思いつき、それをフルネームにして漢字をあてたのが「芝浦慶一」です。尊敬する「植芝理一」先生と二文字もかぶっており(まったく意識してませんでした。深層心理は恐ろしい)、浦沢義雄先生の「浦」と、「よろこび」や「めでたさ」を意味する「慶」がつく。とっても気に入っているのですが、5年も使ってきて僕のことを「芝浦」と呼ぶ人はけっこう少なく、編集さんからも本名で呼ばれる始末。仲の良い人たちからは苗字かあだ名で呼ばれるし。新人なんだから大人しく新人になろう、ということで、変えることにしました。
 しばkのイメージキャラクターが「モナー」で、サインにもモナーの顔を書いているというのも、一般的でない感じがしてちょっと……と思ったのもあります。もともとしばkはアンダーグラウンドな存在(だからイメージがモナー)として作ったものなので、これからもアンダーグラウンドな存在として使っていきたいと思います。
 
 しばらくいろいろありますので、よろしくお願いします!!
 
追記:1/27発売のNMG文庫の本、2月下旬発売になってました。9条ちゃんは何があっても遅れないようにしなければ……。