本文改訂作業中

『たたかえっ!憲法9条ちゃん』、3月27日の発売に向けて制作をすすめております。
「本文」と「イラスト」がなければライトノベルはできないということで、現在はこのあたりをすすめています。
 本文については、主に以下の点などをいろいろ考えながら改訂作業をしています。
 
●加筆
 どこをどう足しているかというのは枚挙にいとまがないのですが、現段階で50ページくらい増えています。挿絵が9点(9条ちゃんに合わせました)入るので、その分もふえてけっこうなボリュームになるはずです。
 思いつくかぎりでいうと、マモルくんとケンゴくんの存在感がグッと増しています。同人版ではあんまり目立たなかったので、よりキャラを立たせました。あとサトル(マモルのお父さん)の出番も増えています。あとは闘争シーンとか、9条ちゃんがさらわれるシーンとか、ラストシーンとかが加筆されています。それから、まだ書いてないけど日常シーンも増える予定。知恵院とマモルのやり取りは最も気を遣って手を入れたり入れなかったり。石板や戸籍、政情や憲法改正に関わる部分に関しても、しっかり見直します。
 
●商業出版にあたって自粛しなければいけない用語を書き換える
「きちがい」「白痴」などはストレートに出せないそうです。が、おおらかな出版社なので「キチガ……」と言いかけるような表現とかだったら大丈夫だそうです。いいのかよ……。
 しかし、ただ書き換えるだけではまったく面白くないので、いろいろと工夫しています。「白痴」はまずいけど、くしゃみの音として「はっくち!」と叫ぶのは問題ないとか。あとは、新しい用語を作っちゃうとか。そのものずばりの言葉を使わずに回りくどく説明するとか。
 言葉が制限されるのは残念ではありますが、しかしこの作品はもともと、できるだけ下品な言葉を使わないで書こうとした(男性器をコーラのボトルと表現するなど)もので、そこが一つの味でもあるわけなので、同じように「きちがい」的な単語に関しても、使わないほうが面白いような場合ってのはあるし、敏感な人はそこで現実に帰っちゃったりもするんで、結果的には作品の質は上がるだろうと思っております。
 
●新しいイラストに合わせて本文を書き換える
 イラストに引っぱられて本文が変化する現象も起きています。上がってきたアイディアラフに刺激されて、「こういう設定にしよう」と思いついたり、あるいはイラストレーターさんの意見や発想をそのままいただいたり。依頼もしていないのに改憲ロボや石板のデザインをしてくださって、それが本文に影響していったり。この方にお願いしていなかったら、と考えると恐ろしいです。本全体が、全然違った質のものになっていたでしょう。
 
 
 さてそんなイラストレーターさんですが、そういえばここでもう名前を出していいものかわからないので、その旨きいておきます。またここで改めてご紹介させていただきます。
 イラスト本当に凄いので、楽しみにしていてください。発売前に公開する公式サイトで見られると思います。
 
 広報としては、サイトと、主題歌を動かし始めました。と言っても本当に「動き出した」という程度ですが。主題歌は自転車に乗りながら鼻歌で作っています。島本和彦先生が『炎の転校生』という曲を作ったときの感じとおそらくだいたい同じでしょう。
 あとロフトイベントは4月のはじめらへんになりそうです。決まったら書きますので予定をあけておいてくださいませ!
 
 という感じで、ブログはたびたび更新していきます〜。