『たたかえっ! 憲法9条ちゃん』文学フリマに出品

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※画像は製作段階のものです。実際のデザインとは若干異なります。
 現物は、フルカラーカバーと帯をつけた文庫本で、全196ページです。
 

「第八回文学フリマ
開催日 2009年 5月10日(日)
時間 開場11:00〜終了16:00(予定)
会場 大田区産業プラザPiO
京浜急行本線 京急蒲田駅 徒歩 3分、JR京浜東北線 蒲田駅 徒歩13分)
http://bunfree.net/

 
新刊『たたかえっ! 憲法9条ちゃん』を、第八回文学フリマにて販売します。
ブースはD-43です。


帯の文は作家の架神恭介さんに書いていただきました。
ブログでも触れていただいています。
http://curry-blog.cagami.net/?eid=959335

(略)同人小説を読んで、帯書いて送ったんだけど、いやあ、面白かったなあ。面白さだけで言うなら、こないだ読んだ『黒い仏』なんて比べ物にならないくらい面白い。ただ、彼の小説はあまりに私のセンスと似通っていて、本当に似すぎていて、単にセンスが合ってるから面白く感じただけかもしれない。無意味な闘争と供給過剰のエロスは私の最も好むところだけど、そのどちらもが詰まっていたんだ。あと、作者の悪意ね。まあ、要するに山田風太郎を想像してくれればいい。

 白眉は9条ちゃん(憲法9条の精、白痴の美少女)の登校許可を巡って、中学三年生の1クラスが学園闘争に走る一連のシーンで、闘争の目的が失われた後、闘争のための闘争に至る展開。初めは目的のために戦っていたはずなのに、戦うこと自体に楽しさやアイデンティティを見出して無意味な闘争は続いていくっていう。現在停止中のノベルス版ダンゲロスの続編は、その辺りをテーマにしようと思ってたので、先を越されちゃった気分。闘争はお祭りであり、たとえケガ人が出ようが逮捕者が出ようが死人が出ようがお祭りであり、意味も目的もなくとも、ノリと雰囲気だけで人は戦い続けるのだ。その帰結点は極端には山岳ベース事件における内ゲバだと私は見ているんだけど。


架神さんほどの方に、かの山田風太郎翁と並べて語っていただけるとは、これ以上に幸せなことはありません!
一生懸命書いたのでよろしくお願いいたします><
百部しかないのでお早めにー。架神さんのテニス本も売ります。


(追記)ちょ……発売前からけっこう本格的な分析を架神さんがしてくださっている! こんなにまともに語られると恥ずかしすなあ。ネタバレがないではないので注意してどうぞ