まなび本を褒められるとうれしい。

 
 全然気がつかなかったんだけど、半年前にWEBスナイパーというサイトで僕の『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!徹底解析』の感想が出ていたようです。画像付きで。(第三版からは表紙を変えますからufotableさん許してくださいー。)
 

今回買った中で一番よかったのはこの冊子。2007年に放映されたアニメ「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」について、作品概論、物語紹介、人物解説などで語りつくした一冊。著者が一番推したい部分は「登場人物の小鳥桃葉が作品の黒幕である」という説にあると思うが、それよりもそこに至るまでの言葉の尽くし方が、昨今見られないほど愛情のある文章だった。対象について語る際に必ずしも愛情は必要ではないし、邪魔になることさえあると思うが、これはいい方向に作用している。久しぶりに作品と向き合ったテキストを読めて満足度が高い。誰もが「もう終わった」と思っている時間の経った作品について、未だ終わっていない人の言葉に興味がわかないだろうか?

 
 いやー! 素晴らしい。これぞ僕が言ってほしかった言葉そのまんま。何を褒められるよりも、「まなび本がよかった」と言われることがいちばん嬉しいのです。
 僕は 『まなび』を愛しているし、誰もが『まなび』を愛するべきだと思っております。「まなび本がよかった」は、「『まなび』の魂を愛してくれる人が僕のほかにもいるのだ」という可能性を示してくれる魔法の言葉で、ふだんは絶望ばかりしている僕も「世の中も捨てたもんじゃないのかもなあ」と思うことができます。
『まなび』を愛するような人が一人でも多ければいいのにと、僕はこの三年間ずーっと思って生きてきました。それが少しでも報われたのかもしれないと思うと、心の底からジーンとなるわウキー。
 先日の文学フリマでは第二版(かなり加筆しました)が、14部用意して完売。「まなび好きです」と言ってくださるお客さんもたくさんいて、実に嬉しかったー。第三版も作ろうかと思うんですが、もう加筆すべきことがないかもしれない。でもたぶん、もう一周見たらまた書きたいことが増えるのであろうなあ。