『9条ちゃん』第三版発売!


 
 本日2010年8月15日、ついに第三版発売です!
 変更点は以下の通り

・本文の修正(大幅加筆はなし)
・第二版あとがきを削除し、第三版あとがきを加筆
・巻末に知恵院左右による作文を収録
・カバー裏バーコード文字変更
・カバー見返し、尼ヶ崎を除名天皇
・帯見返しに39条ちゃんの広告

 わりとマイナーチェンジですが、第四版が出たときに「しまった、二版、三版、四版と揃えるべきだった!」と後悔することになる(かもしれません!)ので、ぜひこの版もお買い上げください、二版をお持ちの方も。初版がほしい方は2009年春の文フリで買った人をどうにか探し出して殴って奪ってください。
 購入方法はサイト通販、無銘喫茶木曜日、コミックジン(20日前後に納品)、タコシェ(まだ第二版があると思いますが、おそらくそのうち並びます)です。今のところ。
 ちなみに、通販はタコシェでもやっています。
 9条ちゃん
 39条ちゃん

9条ちゃん在庫情報

 ご好評いただいている『たたかえっ! 憲法9条ちゃん』ですが、在庫がほとんどなくなってしまいました。店頭委託に関しては、現在タコシェ、コミックジンにあるぶんでひとまず打ち止めです。何らかの形で「第三版」を作るつもりではありますので、目処がついたらまたお知らせします。無銘喫茶(木曜日)とぽりてんサイト通販では完全に在庫が切れるまで売り続けますので、よろしくお願いいたします。
『ぶっころせ! 刑法39条ちゃん』は、まだしばらく在庫があるので、『9条ちゃん』が読みたいという方も、ひとまず『39条ちゃん』のほうを先に読んで待っていてくださいませ。『39条ちゃん』は第二巻なので思ったとおり『9条ちゃん』ほど売れないわけなんですが、先に読んでも問題ないし、面白い作品だと思うので、思いきって買って読んで、知恵院のファンになって、そして9条ちゃんに備えていただければと思います。
 
 福満しげゆき先生も、『僕の小規模な生活』三巻の帯に「むしろこの巻から読んでみてはいかがでしょうか!?」と書いていますが、僕もそんな気分です。二巻から読みましょうよ、二巻から! 二巻って言っても完全に独立した話なので何の問題もないですし、『39』を読んでから『9』を読むと『9』が数倍面白いはずだし、たとえば『ドラえもん』の第一話を読まなくったって第二話以降は面白いんですよ。「ドラえもんは未来からやってきた」というのと、「9条ちゃんは石板と精子から生まれた」っていうのは、同じようなもんじゃないですか。「ドラえもんは未来からやってきた」を知っていればドラえもんの他のどの話も同じように楽しめるのと同じように、「9条ちゃんは石板と精子から生まれた」ってことだけ知っていれば、どの巻からでも楽しめるんですよ、本当です。と、必死に言わなければ力作である『39条ちゃん』が売れないので頑張って宣伝しておきます。いや本当に、いやいや。買ってくださいな。

コミックジン新宿店


 
 コミックジン新宿店の様子です。入り口入ってすぐのところに置かれていました。立ち読みできそうな温度だったので是非お手にとってお確かめください。
 西口の新宿郵便局の入り口を背にして、左手のほうの向かいにあります。斜向かいと言うのかしら。
 秋葉原店にもありますのでよろしくお願いします。
 
 中野のタコシェのほうからは、先ほど「9条ちゃんも39条ちゃんも少なくなってきたから納品してね」という意味の電話がきました。まだちょっと保つと思いますが、早めに持って行きます。

新宿・秋葉原「コミックジン」に委託しました

 新宿と秋葉原に店舗のあるCOMIC ZINというお店に、『たたかえっ! 憲法9条ちゃん』『ぶっころせ! 刑法39条ちゃん』を委託してきました。すぐに販売してくれるとのことで、早ければ今日から売られていると思います。
 コミックジンは、同人誌だけでなく普通の漫画・ラノベ等も取り扱っているお店なのですが、ちょっと頭のおかしい客層らしく、5月の単行本売上の上位三位を少年画報社の漫画が占めているというわけのわからないお店です。すばらしい。
 また徳間書店リュウコミックス『第七女子会彷徨』(つばな先生)に特典をつけてくれたりもしていて、非常に好感の持てる良いお店です。僕が『七女』をあまりにも好きで仕方ないというだけなんですが。とらのあなとかアニメイトとかではあんまり強調されないような本に特典がついていたりするので、一度覗いてみると楽しいかもしれませんよー。
 
 新宿店(西口の新宿郵便局の向かいのビル5F)に直接持ち込んだのですが、店員の方が「ワーイやっと39条ちゃんがきた」みたいな温度の反応をしてくださって嬉しかったです。
 サンプルを読んでくださったらしく、かの名作特撮『怪奇大作戦』の「狂気人間」の回の話でちょっと盛り上がりました。やはり、河崎実監督に帯をお願いしたのは正解だったなあー。
 

店舗情報
 
名称
COMIC ZIN 秋葉原
営業時間
11:00 〜 22:00 ( 月〜金 )
10:00 〜 22:00 ( 土日祝 )
取扱商品
コミックス・同人誌・同人ソフト・同人グッズ
所在地
〒101-0021
東京都千代田区外神田1-11-6 小暮ビル4F 【地図
TEL
03-5298-5392
 
名称
COMIC ZIN 新宿店
営業時間
12:00 〜 23:00 ( 月〜土 )
12:00 〜 22:00 ( 日祝 )
取扱商品
コミックス・同人誌・同人ソフト・同人グッズ
所在地
〒160-0023
東京都新宿区西新宿1-12-11 山銀ビル5F 【地図
TEL
03-3344-5392

 
 ところで、『9条ちゃん』のほうの在庫数がけっこう少なくなってきました。第三版を作るべきなのか……、お金ないし、置く場所もないし、売れる保証もないし、いろいろと悩みどころです。うーむ。
 ともあれ、第二版が完売しない分にはしかたないので、みなさまどうぞごひいきに。あとは39条ちゃんがちゃんと売れないと身動きとれません。同人誌ってこんなに大変だったんだなあー。

応募券の特典が決まりました

9条ちゃん、39条ちゃんについている応募券を写真に撮ってノンポリ天皇に送るともらえる特典が確定しました。『ぽりてんだより2.5(Web版)』をさし上げます。内容は「おまけ4コマのネーム(芝浦・画)」と「『9条ちゃん』シリーズ番外編『あたらしい朝』」だけですが、9条ちゃんシリーズでは初の短編(掌編)なので、マニアはぜひ手に入れてくださいませ。応募券の宛先は文庫本を参照のこと。


というのも、本当に応募券を送ってくださった方がいたのですよね。まさかいないだろうとは思っていたのですが、「写真を送ってください」としたのがハードルを下げたのでしょう。みなさんもどしどし送ってきてください。できれば感想などを添えて……

そうそう、相変わらず女の子からの感想が激しいです。気も狂わんばかりに泣いてしまったという女性も現れまして、作者冥利に尽きるというものです。ワーイ。

39条ちゃん、タコシェにて販売開始

『ぶっころせ!刑法39条ちゃん』を、中野ブロードウェー3階「タコシェ」に納品してきました。29日から買えるはずです。
 
 新宿・秋葉原のコミックジンにも置く予定ですが、ちょっと遅くなります。なんとなれば、ノンポリ天皇は貧乏なので表紙とカバーを手作業で折っており、数十冊単位の製造には手間がかかるというのと、ノンポリ天皇は貧乏なので宅急便は用いず50冊単位で自転車輸送するため気合いが必要なのです。中野は近いのでまだ良いですが。
 
 さて、そのように委託販売を行っているわけですが、いやらしい話をすると委託では、たとえば700円で売るとなるとノンポリ天皇に入るお金は500円弱で、圧倒的に原価を割ってしまうのです。だから即売会、芝浦からの直販(無銘喫茶とかで)、サイトからの通販などをオススメするわけです。とは言ってもやはり、店頭で買ったほうが精神的にも手間暇的にも楽であるという方が多いと思われます(僕も実際けっこうそうです)。ので、委託もどしどしします。タコシェに行きましたら、ジョージ秋山の『ドブゲロサマ』とかも一緒に買っていってください。すごいマンガです。僕は9歳くらいで少年ガンガンで読んでいて腰を抜かして大爆笑していました。

 39条ちゃんの感想が届き始めました。やっぱり僕は、この作品を女の子のために書いたようです。書きながら、女の子のことしか考えていませんでした。そのへんの事情は「ぽりてんだより2」に書きました(これだけ読んで泣いたという女の子の声も届いているとかいないとか)ので、お持ちの方はぜひご一読を。
 感想を見るに、女の子たちは39条ちゃんに美しさを感じてくれたようです。まあ、どんな女の子でもそう感じるのかというと、特殊な子に限られてしまうのかもしれませんが、とにかくそのことは僕を嬉しくさせました。僕は39条ちゃんを、「キチガイで美しい」話にしたかったのです。9条ちゃんもそういう話でしたが、今回は輪を掛けてそうです。「笑えて泣ける」と言うとあほらしいキャッチコピーですが、とある15歳の女の子は、本当に笑いながら泣いてくれたようです。笑いすぎて泣いたのでも、泣きすぎて笑ったのでもなく。
「ぽりてんだより2」に書いた文章もそうなのですが、僕はときおり美しいことが書けるようです。それでさらにときおり、それを読んで感動してくれたり、泣いてくれたりする人がおります。まあ、そういう報告をしてくれるのは、僕くらいの活動の規模だとだいたい知り合いだったりするわけで、「知り合い補正」みたいなのもあると思うんですが、それでもやっぱり、自分の書いたものに美しさを感じてもらえるというのは、本当に幸せなことです。
 僕は感謝します。僕に美しさというものを教えてくれた人に。それはある一人の人間というよりは、もっと複合的な在り方をしていたりするのですが、とりあえずその代表として、今日は小沢健二さんにあらゆる感謝を捧げます。本当にありがとうございました。
 美しさや幸せというものは、このようにして受け継がれていくもののようです。