第十回文学フリマ終了のお知らせ

　悪い意味ではなく、第十回文学フリマが終わりましたということです。
　39条ちゃんを170冊、9条ちゃんを110冊ほど持ち込んだのですが、こちらの両作品は15:15頃に売り切れました。皆さまありがとうございます。やくざな紙切れ「ぽりてんだより」を購入してくださった方々、とくにありがとうございます。こちらは合計で40くらいあったのですが、めでたく完売しました。ほとんど原価のノンポリ天皇は財源をあれによって賄っています。賄えてないけど。ちなみに『Twitter脳の恐怖』の売上はあまりにも汚いお金なので別会計にして、使途には気を遣っております。お祝儀とか。
　パン、ごはん、芝浦短編集などもちょこちょこ売れていたので嬉しいです。二時くらい？にきた委託のカニトピクルスも何冊か出ていたようです。ティンティンも到着が遅れて申し訳なかったのですが、あれを目当てに来てくださる方もいてびっくりしました。世の中にはきちがいがいるのだなあ。
　きちがいといえば、「阿佐ヶ谷ロフトでやったトークイベントに出ていた芝浦さんをお見かけして気になったのでネットで検索してタコシェに行って９条ちゃんを買いました39条ちゃんください」という強者がいて一度に何回かびっくりしました。阿佐ヶ谷のイベントがきっかけで来てくださった方はお二人おられました。その人がきちがいというんではなくて、自分が各方面に筋の通ったきちがいであって、本当によかった。無駄じゃなかったなあー。前日のユーストリーム放送やニコ生を見ていらっしゃった方もいたようでした。
　それから、当日僕は学生服を着てキツネの面を後ろにかぶっていたのですが、「ディスコミですか」というようなことを言ってくださった方が七人。七人目は事務局の方で、「文学フリマはコスプレ禁止なんですよ」と諭されてしまった。し、知らなかった！　事前にネットで「コスプレしていこうっと♪」みたいな書き込みをいっぱい見たからアリなのかと。すみませんでした。もうしません。でもTシャツくらいは着るかもしれません。
　
　今後新作が文庫で出るかどうかは、39と９の売れ行き、評判次第です。とりあえずさきほど女子高生から「39条ちゃん面白いです」という旨のメールが来たので早くも満足しています。僕はもともと児童文学が好きな人だし、教員でもあったのだから、ティーン向けなんですよティーン向け。ティーンティーン向け向けですよ。面白くないと感じたらきっとティーンのスピリットが失われてしまっているのです。きっとそうです。
　あと、売り込む時に「９条ちゃんは男の子向け、39条ちゃんは女の子向けです」と適当に何回か言ってしまったのですが、もしかしたら本当にそうかもしれません。ご参考に。
　39条ちゃんは刷ったばかりなのでまだ在庫があるのですが、９条ちゃんのほうがいよいよ少なくなってきました。タコシェでも売れ行きが頭打ちになってきたようなのでちょうどいいのかもしれませんが、時間の問題で在庫切れます。おはやめに。第三版は出すとしたら死ぬほど書きかえて別の作品みたいになるかもしれません。出ない気がしますが……。
　
　そういえば芝浦短編集だけを二冊買っていくという本物の狂人がいらっしゃったのですが、彼はいったいどうしてしまったのでしょう。心配です。
　
　ああ、そうだ！　文フリ中にしんぶん赤旗（共産党が出してる新聞）の取材を受けてしまいました。ひょっとしたら近日……っていうか今日？　載ってるのかも。確認できる方は確認してみてくださいませ。おそらく「憲法９条」というところに反応してくださったのだと思いますが、さすがに「クジラ共産党」には気づかなかったのか、それに対して聞かれることはありませんでした。僕はけっこう適当な……いえ、真面目なことを言っているかもしれません。ご了承ください。
　
　というわけでブースにいらっしゃってくださった来場者のみなさま、本当にありがとうございました。これからも精進します。